アイアムアヒーロー


劇場で観ようと思いつつ、気づけば終わっており。
その後の「シン・ゴジラ」→「君の名は。」→「この世界の片隅に」コンボに紛れて、ほとんど存在を忘れていた。
ソフト化されてからも、しばらくはスルーしていたのだが、ふと思い立ってこのたび鑑賞することにした。

ヒットした原作は、最初と途中(一軒家にこもってるあたり)を新刊紹介の仕事でつまみ読みした程度。とはいえ、紹介文を書くわけだから、当時ある程度の基礎知識をインプットしており、それが一部残ってはいた。ただ、映画はそうしたものがなくてもとりあえず楽しめる内容になっている。むしろ、映画から原作に入った人も多いんじゃないかな。

作品の個人的な見どころは、前半は有村架純で後半は長澤まさみ(笑)。
といったことはさておき、アウトレットモール到着後の展開があっさりしているうえ、ZQNとの掛け合い?と戦いに比重が置かれているため、SFホラーというより普通のアクション映画として見たほうがいいかもしれない。
大泉洋は主人公の英雄を好演している。

笑いどころも多いのだが、ぐちょぐちょ系が苦手な人には薦められない。

[ 2017/03/05 11:51 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

星籠の海


当初は劇場に足を運ぶ予定だったのだが、近所ではやっておらず、公開期間も短かったので断念。それが結果的には…良かった…かも。

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いろいろ盛り込まれた原作を消化しきれず、何が起きているのか分かりづらくなっている。ご当地ミステリとしてはありかもしれないが、それにしてもとらえどころがなさすぎて物語に入り込めない。う~ん。
原作を未読の人は、どのような感想を持ったのだろう。

これまた事務所の事情らしく、今回の映画は石岡くん=堂本光一不在。その穴埋めのオリジナルキャラに広瀬アリスを引っ張ってきたのはいいとして、その魅力を引き出せているようにも思えなかった。派手な顔立ちが悪目立ちしないようにとの配慮があったのかもしれないが、(ビジュアル的に)妙に暗い印象。キャラクターとの齟齬が出てしまっている。結果、彼女のファンにも、再結成ならなかった玉木宏&堂本光一コンビのファンにも残念な結果になってしまった?

原作はけっこう面白かったので、もう少し頑張ってほしかったというのが島田愛読者の本音です。


[ 2017/01/09 12:22 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

64(前編・後編)


劇場で見損ねたので、DVDで前後編を一気に。

エピソードを思いきり刈り込んだ上、長い蛇足をつけくわえたことで原作とは別ものになっている。
役者を揃えているので、それなりに楽しめることは楽しめるのだが、ここまでやるなら幸田メモのウェイトをさらに落としても良かったように思う。立ち位置や行動が不明瞭でただ思わせぶりなだけの二渡の存在も、いっそなくしてしまったほうがスッキリする。

期待していたぶん、ちょっと残念。


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[ 2016/12/25 12:17 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

君の名は。


よーやく観てきましたよ。『君の名は。』。

まだまだ集客力は落ちていないようで、土曜昼前のスタート回、100席弱のスクリーンは7~8割の入りだった(午後は200席以上のスクリーンで上映。『ローグワン』との絡み?)。


君の名は



この夏、我が家をおそった『シン・ゴジラ』ショック。
なんかもう、ハードルが上がりに上がっちゃって。
やや遅れて始まった『君の名は。』に、どうしても足が向かなかった。
シンゴジは3回も行ったのにね(笑)。

いや、面白いに決まってる。楽しめないわけがない、というのは確信してましたよ。
でも、高まる世評も最後のひと押しにはちと足りなかった。

きっかけは『この世界の片隅に』を観たこと。

これは自分に合う合わないというレベルを超えて(あるいは、異なるベクトルで)、劇場で観ておかなければならないという使命感さえあった。で、行ってみて期待を上回る出来だったので、満足したところで別の映画を観る気力が生じた、と。ようやくシンゴジショックから覚めた瞬間(笑)。

そこで『君の名は。』になるわけで。

"とりかへばや(入れ替わり)"テーマを扱った作品では、既知の2人の意識が交換されるケースが多いように思うが、今回は見知らぬ2人が入れ替わるというのがミソ。
互いに相手のことを"我がことのように"知っているのに、まだ一度も会ったことがない。ボーイミーツガールものでは"じれったさ"が効果的に描かれるものだが、これほどじれったい話もないだろう。2人がいつくっつくのか以前に、2人がいつ出会うのかがストーリーの重要なポイントになっているのだから。
中盤以降は謎解きやタイムリミットサスペンスの要素も加わって飽きさせない。RADWIMPSの歌だけがしつこかったかな。ちょっと主張が強すぎるきらいあり。流しどころを抑えたほうが良かったかもしれない。
ラストはサプライズに欠けるものの、喪失感もあるし、着地の仕方としては考えられるなかでも最良に近いものだと思う。

ひとことでいえば、とっても楽しめた。

『シン・ゴジラ』や『この世界の片隅に』のような、硬直した日本映画シーンに現れた突然変異的な作風ではない。でも、極上のエンターテイメントとして、2016年を代表する映画であることは間違いない。興行的に本作が年間トップになることに異論はないし、円盤もきっと買っちゃうことでしょう!


[ 2016/12/14 12:46 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

この世界の片隅に


徐々に上映館が増えるなか、愛用のユナイテッドシネマとしまえんでも先週からかかるようになったので、昨土曜に観に行ってきた。


この世界の片隅に


原作は未読ながら(『夕凪の街 桜の国』は電書で所有)、なんとなく淡々とした話を想像していた。それはそのとおりだったのだが、最初から最後まで、いっさい間断するところなく持っていく筋運びが素晴らしい。分かりやすい起伏でなく、テンションの強弱で観るものの心を惹きつけるコンテは、緊張と弛緩の切り替えが巧みで、細部まで計算されているのが分かる。
これは普通に良い映画であり、酌み取る側しだいでは、人生のうちでもなかなか出会うことができない傑作と位置づけられるはずだ。自分にとっても、思いの外、心を持っていかれる作品となった。

メディアで宣伝が抑制されている原因とされている、のん(能年玲奈)について。
思えば予告編を観たとき「能年の声が勝ちすぎているな」と感じ、やや不安を覚えたものだが、気になったのは最初くらい。間もなく、ヒロインのすずに同化して、違和感なく映画を楽しむことができた。最初に「ん?」となったのだって、『あまちゃん』であの声とイントネーションに慣れすぎた自分に問題があるわけで、彼女にはまったく責任はない。
のんはいい仕事をしている。それだけで、届くところには届くだろう。プロダクションの圧力が現にあったとしても、必要以上に彼女の存在に意識がいってしまうと、それが先入観となって鑑賞の邪魔になるだけ。フォローする意味だとしても、作品をプッシュする際は、あまりのんのことをクローズアップしないほうがいいかもしれない。

週末の昼間。好天に恵まれたことが裏目に出た可能性もあるが、パッと見で六割程度の入り。もう少し、映画ファンはこの素晴らしい作品を歓迎してもいいと思う。

さて、原作を読んだものか。読んだ方がいいとしても、このタイミングはどうなんかな。と、悩み中。


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[ 2016/12/04 12:58 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

シン・ゴジラと科学技術館



興行的には、『君の名は。』に主役が移ったとはいえ、まだまだネットでは話題が尽きませんね。『シン・ゴジラ』のことですが。
引き続き公開中だし、このへんで2発目のエントリーを入れたいと思います。今回、作品内容からはちょっと離れます。


* * * * * * * * * *


「ヤシオリ作戦」を控えたクライマックス、前線基地という触れ込みで科学技術館(内通路)が出てきたとき、隣に座っているかみさんと顔を見合わせて笑ってしまった。
独身時代にかみさんと客として訪ねたことがあったり、その10数年後にそれぞれ仕事で関わったことがあったり(自分の場合は特別展のシナリオ担当)と、因縁さほど深くなくとも決して浅いわけではない科学技術館。かみさんに至っては、指揮所が置かれた屋上に出たこともあるらしいが、まさか『シン・ゴジラ』のロケ地(それも重要な!)に使われるとは思ってもみなかった。

公の施設と思われがちだが、科学技術館は産業界の肝いりで創られた民営の博物館。公益財団法人日本科学技術振興財団(ソラでかけるw)が運営管理をしている。テレビ東京(旧・東京12チャンネル)とは財団傘下の兄弟みたいなもので、館内のスタジオでは一部番組の撮影も行われている。ご存じでした?
まあ、そのへんはシンゴジと別に関係ないんだけど、科学技術館が映画と関わりを持ったのは、自分が知る(といっても伝聞だけど)限りこれで3回目。
まずは『太陽を盗んだ男』。やっぱり、クライマックスで屋上が使われる。武道館に近いというロケーションから選ばれたのかな、やっぱり。
次に、あんまり有名じゃないかもしれないけど『影武者』にも協力したらしい。このときは館が出たわけではなく、清水門を撮るために屋上にカメラを置いたのだとか。
そして今回の『シン・ゴジラ』。経緯は、科学技術館のオフィシャルに記事が載っているので、興味ある方はどうぞ。





さて、
普通は知らないし、興味もないと思うけど、財団の理事長は元・文部大臣の有馬朗人という人。科学技術館の館長も長く兼務していた(現館長はノーベル賞受賞者の野依良治)。この人物、実は東大出身の物理学者(専門は原子核物理学)で、原子力ムラの大立て者のひとりとされてるんですよね。そして、この有馬氏から震災直後に理事長を受け継いだのが、東電の元会長・勝俣恒久だったと。さすがに時期が時期ということもあり、即座に有馬理事長に戻っている。同じような動きが、きっとあちこちであったんだろうな。

福島第一原発の事故により、渋谷にある東電運営の電力館が閉館となったことを、覚えている人もあるかもしれない。原発関連展示があったのが理由として大きいようだが、これにより東京で同種の展示物のあるのは科学技術館だけとなったらしい(現在は知らない)。やはり震災後は展示中止となっていたが、間もなく再開していた。自分も見に寄った記憶がある。

――と、そんな具合に、民間施設とはいえ端から見ると原子力行政べったりの科学技術館が、反核の象徴であるゴジラ映画に協力したというのは興味深い。だいたい『太陽を盗んだ男』からして、原爆がメインモチーフだったし。

あまり気にしてないんだろうな。


[ 2016/09/22 15:50 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

シン・ゴジラは昼歩く


色の白いは七難隠す、とか。色の黒い(暗い)のも、いろいろ粗を隠せるもので。
そういう意味で、本作の予告編など公式トレイラーを見たとき、しっかり昼間のシーンで勝負にきているのがうかがえて、"庵野のゴジラ" と聞いて最初に抱いた不安は大幅に軽減された。

順番が逆になった。先にこれをいっておかないと。
『シン・ゴジラ』のスタッフ、関係者、初号はじめ内々の試写をご覧になった皆さん。公開まで口にチャック、きっとつらかったことと思いますが、お陰でネットにも露骨なネタバレは出ず、まっさらな状態で作品を楽しむことができました。ありがとうございます。
この一事のみもっても、日本はまだ大丈夫だと思えました。

もとい、
特撮――SFX作品は、概して邦画も洋画も暗い画面を選択することが多い。CGや各種視覚効果により、映像表現は現実に近づいている。しかし、そうしてツクリモノと現実との差が縮まれば縮まるほどに、差そのものは大きく目立つようになる。たとえば巨大怪獣が都市部に現れたときの嘘くささが、"いかにも着ぐるみ"時代より遙かに強調されてしまう。
硝煙ただよう戦場だったり、大気が高熱に歪む異世界だったり、夜だったり……昼であってもブ厚い雲に覆われ激しい雨が降り注ぐといったシチュエーションが、SFX作品において選択されるのはおそらくそのためだろう。2014年のギャレゴジも、クライマックスは陽の光の届かぬ真っ暗な中での戦いで、何が起きているのか分かりづらくてしかたなかった。

そこで『シン・ゴジラ』となるわけだが、ゴジラが行動する時間帯の大半が日中で、これは思っていた以上だった。例の"アレ"は暗いほうが映えるので、もちろんあそこは夜間が選ばれている。いるんだけど、それ以外はほぼ陽光に身をさらしているのが素晴らしい。

ゾンビが夜歩いているのはそりゃ怖いけど、昼間そのへんの街角に立っていたとして、それはそれでまた異質の怖さがある。いや、非現実が昼日中に現れる怖さは、夜に現れるそれより、遙かに強烈なものがあると思う。


[ 2016/08/02 13:27 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

たそがれ清兵衛


いまさらですが見ました。Amazonプライム ビデオで。


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真田広之は好きだし、時代劇も好きだし、おまけに一般的な評価も高い。にもかかわらず、これまで食指は動かなかったのは、宮沢りえが出ているから。というのが主な理由。

もちろん、そのセンセーショナルな登場を目の当たりにした世代ですから、彼女の魅力を分からないわけでもない。でも、いや、だからこそ、一時期の痩せた(というよりガレた)姿が痛々しくて。当時の流行だとしても、好んでルーズな装いが多かったのも、痛々しさに輪をかけていた。そんな彼女を見るのに抵抗があって、出演作はまず見ないようにしていたんですね。

いつもどおり内容にはほとんど触れてませんが(笑)、評判どおりの良作で満足しました。
殺陣が思った以上に地味だったのは残念かな。
田中泯は良かったです。

ps:
原作も読んでるはずだけど記憶になし。


[ 2016/06/19 14:37 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

レオン 完全版


Amazonプライムを無料体験中につき、空き時間にKindle Fire HD(古いやつ)で映画やドラマを楽しんでます。
対応作品のラインナップがまだ貧弱なのが残念ですけどね。今後に期待?


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てなわけで、『レオン』の完全版。

前回みたのは公開バージョンなんだけど、随分前のことなので20分強という追加シーンはまるで思い当たらず。
ネットで調べたら、レオンの過去(故国イタリアを離れて掃除人になるまで)への言及、マチルダに仕事のレクチャーをするシーンなんかがそうらしい。なるほど、確かにあるとないとじゃ印象が違う。

この作品における自分的キモをあげるなら、
華麗で容赦のないレオンの仕事ぶりと、ラストの喪失感、になるかな("必殺"もこうだったらいいのに)。
ファンの多くが上げるだろう、ふたりが心を通わせ合うプロセスよりもね。


プライムビデオは、その後『グーグーだって猫である』を途中までみました。
これがかなりタルいんだ。猫があまり出てこないし。(^ ^;
がんばろ。

[ 2015/11/18 14:24 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

舟を編む


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一時は映画にドラマにCMに、見ない日がないといっても過言ではなかった宮崎あおいですが、さすがに最近は露出も落ち着いてきましたね。
例のスキャンダルの影響という声もあるようですが、以前のとりあえずキャスティングしとけ状態こそ異常で、本当はもっと役を選ぶ女優なんじゃないかと思います。
彼女の演技力を高く買っている人には不満かもしれないけど、たとえば『天地明察』や本作みたいな役どころのほうが個人的には好ましいかな。背が高いようなので、相手を選ぶという別のハードルがあるにしても。

といった具合に宮崎あおいが一歩引いた役どころになっているお陰で、主演の松田龍平はじめ、共演陣の本来の持ち味も損なわれることもなく、バランスよい作品に仕上がっていると思いました。

最後の八千草薫のひとことは余計で、それだけが残念。


[ 2015/11/16 14:26 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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