2008年02月03日 (日) 10:52 | 編集
●スポーツ報知 :61歳あぶさん引退…花道の舞台は巨人との日本シリーズか
ビッグコミック・オリジナル(小学館)で35年にわたって連載中の長寿漫画「あぶさん」の主人公、ソフトバンク・景浦安武外野手(61)が、今季限りで引退する意向を固めていることが31日、分かった。後見人(原作者)の水島新司さん(68)が明かしたもので、今季は代打に専念し、巨人と日本シリーズを争う“有終の美”を夢想している。
遅きに失したという感は読者の多くにもあるでしょう。
最もいい退き際は、ホークス身売りのタイミングであったと思います。
特にぼくは小学生の時分、かなりの初期から読んでたので、変なバアさんが出てきたり、荒唐無稽も度を超えて数多の難関タイトルを楽々と獲得するようになってからは、早く終わればいいのに、とさえ思い続けていました。
あるいは、これでもじゅうぶん遅いのですが、景虎との対決を区切りに身を引いていれば、百歩譲ってこれはこれでアリと考えられたかもしれないな。
さて上記のように、あぶさんは現役生活で多くのタイトル(乃至記録)を獲得したわけですが、中には絶対達成してほしくなかったことがあります。それは「三冠王」と「シーズン打率4割」。
「代打ホームラン世界記録」「4打席連続ホームラン」あたりはセーフでしょう。漫画的デフォルメによって許されるギリギリの線。これが三冠王、それも3年連続となると、現実に根を下ろしたところからスタートした作品にはそぐわない、自己否定の行為であるとさえ思います。
「シーズン打率4割」も同様で、この作品のあり方としては、「ギリギリ届かない」あるいは「いったん届いたが最終打席で4割を切る」というのが妥当な描き方だったんじゃないか。
あぶさんが大記録を打ち立てるたびに、この漫画は本来あった格を落とし続けてきたような気がします。
●同上
さて、あぶさんの引き際は…。「今年1年は原点に戻って代打専門です。今シーズンをもって一度ユニホームを脱ごうと思うが、コーチとして残るのか、完全に脱ぐのかは迷ってる。他球団に行くのもひとつの手だが、飲んべえの景浦の人間性は外の世界へ出すのも面白い」と発想は尽きず、連載は終わりそうもない。
20年遅い。40才でメジャーか引退といった転機を与えていれば良かったのに。
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