妖精の美女 江戸川乱歩の「黄金仮面」

天知茂主演の土ワイ"名探偵・明智小五郎"シリーズ第6作。
ビデオに録画してあるのを、何回目かの鑑賞。
おなじみのテーマ曲が採用されたのは本作からなんですよ、お客さん。

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江戸川乱歩

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初見はたしか再放送だった。
先に「黄金仮面II」を本放送で観ており、そのときの回想シーン(ありましたよね?)で、なんで由美かおる?と思ったものだけど、本作を観てみればこれが悪くなかったりする。どころか、魅力的といっていい!?

"美女シリーズ"の異称があるように、犯人にしろ、犯人に狙われる役にしろ、明智とヒロインの関係が軸になるのが通常は基本線。ところが『黄金仮面』の場合は、明智vs黄金仮面がストーリーの中心となるので、必然的に活劇要素が前面に押し出されることとなる。
そのあたりを、「たまにはそういうのがあってもいい」とするか、「明智シリーズは理知的でなければ」とするかによって、評価は分かれると思う。

勢いで「黄金仮面II」に行こうと思ったら、なぜかデッキがテープを受けつけてくれない!
そんなにテープが劣化してるとも思えないんだけど…。
しかたないので、別の作品を観ることにしました。(つづく)

▼追記 2011/2/21▼
終わりのほうで、磨崖仏が出てきます。たぶん、ココではないかと。
ライダーシリーズにもよく登場するよね。


▼関連作▼
黄金仮面 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)黄金仮面 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
江戸川 乱歩

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※原作です


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[ 2011/02/20 13:39 ] TV | TB(0) | CM(2)

三毛猫ホームズの恐怖館/赤川次郎


初赤川ではないけど、初三毛猫ホームズ。

三毛猫ホームズの恐怖館 (角川文庫)三毛猫ホームズの恐怖館 (角川文庫)
赤川 次郎

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思ったより読み応えがあって驚き。
このレベルのものを量産していたのだとしたら、やはり赤川次郎は隅におけない。
キャラシリーズなのにキャラが弱く(類型的)、怪奇クラブ部長とエロ男以外の男子生徒、演劇部部長以外の女子生徒の区別がつきづらいのも欠点と思うが、学園ものらしいストーリーはかなり楽しめた。

名探偵の奇跡』に収録されている短編『地獄へご案内』で感じた読みづらさは、まだこの頃には顕著になっていない。あるいは、近年タッチが変わったのかもしれない。


読了:2011/2/12
採点:☆☆☆


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[ 2011/02/14 08:21 ] | TB(0) | CM(0)

乙嫁語り(1-2)/森薫

「このマンガがすごい!2011」で、オトコ編の6位にランクインした作品。

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
森 薫

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掲載誌が隔月刊ということもあるにしろ、丁寧に描き込まれた絵がまず好感度高い。
必ずしも絵が巧い=良い漫画というわけではないが、ストーリー漫画は最低限の表現力が備わっていないと、なかなか良い点は付けられないもの。

今のままでもじゅうぶん面白いんだけど、外連のないストーリーは、安定感はあっても爆発力に欠けるので、年間ベストの上位を窺うにはもうひと工夫欲しいところかな。

順番は逆になるけど、今度『エマ』も読んでみるつもりです。

読了:2011/2/10・11


▼関連作▼
エマ (1) (Beam comix)エマ (1) (Beam comix)
森 薫

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[ 2011/02/11 14:39 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

カーテン/アガサ・クリスティー

人間ドックのお供にセレクト。
別に、何かの教訓にしようと思ったわけではない。

カーテン (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)カーテン (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 中村 能三

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発表順、作中時間(時系列)順におけるポワロ最後の事件(執筆順では『象は忘れない』が最後)。

第1作の舞台となった懐かしのスタイルズ荘を舞台に、老いと病に身体をむしばまれたエルキュール・ポワロが、再び殺人事件の謎に挑む。
さんざんアナウンスされているように、ポワロにとって文字どおり最後の事件であり、必ずしも探偵ポワロのファンでないぼくにも、ちょっとした感慨があった。
正体不明の殺人者Xについても程よく迷彩が効いており、ミステリとしての完成度も高いのではないかと思う。

自分の死後、夫と子どもに印税が行くようにと、発表の30年以上前に書いておいたらしい。そんな心配、不要だろうに(笑)。

読了:2011/2/4
採点:☆☆☆★


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[ 2011/02/10 08:17 ] | TB(0) | CM(0)

シャーロック・ホームズ('09)

DVDで鑑賞。

シャーロック・ホームズ [DVD]シャーロック・ホームズ [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-11-23
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肉体派のホームズと聞いて、いくぶん警戒していたのだが、結構面白かった。
アイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)と、後にワトソン夫人となるメアリー(ケリー・ライリー)、ふたりのヒロインもいい。

とはいえ、劇場に足を運ぶほどの魅力は感じられず。
今年公開予定の続編は、真打ち登場でモリアーティが敵役となる模様だけど、これもやっぱりDVDで観るでしょう。

採点:☆☆☆★


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[ 2011/02/08 15:36 ] 映画 | TB(1) | CM(0)

苦役列車/西村賢太

第144回芥川賞を受賞した表題作ほか、作者の分身・北町貫多を主人公とする短編2編を収録。

苦役列車苦役列車
西村 賢太

新潮社 2011-01-26
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私小説を読むときは、書き手の思想にどれだけ共感できるか、もしくは反感を抱けるかがポイントとなる。もちろん、そのような共鳴が頻繁に起こるわけもないので、基本的には近づかないようにしているのだが、今回は作者の年齢が近く、バブル世代ながらその恩恵にまったく浴していない(どころか、バブルがあった実感さえない)あたりも身近に感じられたので、読んでみることにした。

自虐もの、というジャンルがあるとしたら、そういった感じの作品。漫画にたとえると、福満しげゆきのエッセイ漫画みたいなものか。
ユーモアも感じられて面白いは面白いんだけど、一冊でお腹いっぱいなのも確か。他の著作を積極的に読む気にはならないかな。
本人も予感しているようだが、成功すればするほど語りから説得力が失われるので、今後が大変かもしれない。

読了:2011/2/7
採点:☆☆☆


▼関連作
きことわきことわ
朝吹 真理子

新潮社 2011-01-26
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※同時受賞作


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[ 2011/02/08 14:05 ] | TB(1) | CM(0)

完全なる首長竜の日/乾緑郎

第9回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。

完全なる首長竜の日完全なる首長竜の日
乾 緑郎

宝島社 2011-01-08
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サイコダイビングしているうちに、現実と虚構(精神世界)の境界があいまいになって――という話。作中でも言及しているように、荘子の『胡蝶の夢』状態ですね。
岡嶋二人『クラインの壷』など、この手の話に前例はおそらく多いはずで、かなり既視感をおぼえるのも確かなんだけど、主人公の描写に説得力があるので、最後までテンポ良く読み進めることができた。また、基本ワンアイデアではあるものの、それを補って余りあるほど大小のモチーフの配置も巧みで、書ける人という印象が強い。
「このミス!」大賞受賞作はなかなか手が伸びにくいのだが、今回手に取ったのは正解でした。

余談1。
『チーム・バチスタの栄光』以来の選考委員即決――とあるけど、必ずしも全員が絶賛しているわけではないのだな。と、巻末の選評を読んで思った。

余談2。
首長竜は恐竜ではありません。

読了:2011/2/2
採点:☆☆☆★


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だな通信 ミステリー文庫
猛読醉書


▼関連作
クラインの壷 (講談社文庫)クラインの壷 (講談社文庫)
岡嶋 二人 菅 浩江

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[ 2011/02/06 12:07 ] | TB(1) | CM(0)

glee/グリー 踊る♪合唱部!? ザ・ビギニング


『glee/グリー 踊る♪合唱部!?』という米ドラマをご存じでしょうか?
フォックスチャンネル製作の青春ドラマらしいのですが、このドラマの序章となるオリジナル小説があって、このたび 友人 がその翻訳を担当したそうです。

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ソフィア・ローウェル 笠松 綾

日経BP社 2011-02-07
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なにぶん未知の作品なもので内容の紹介はできませんが、もしドラマのファンで、小説版にも興味があるという方がいらっしゃいましたら、書店などでチェックしてみてください。


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[ 2011/02/05 16:06 ] | TB(0) | CM(0)

インビクタス / 負けざる者たち

ネルソン・マンデラの自伝の映画化。DVDで視聴。

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物語の中心となるのは、1995年ラグビーワールドカップにおける、開催国の南アフリカ代表チーム「スプリングボクス」の快進撃。マンデラの大統領就任以前の南アフリカは具体的に描かれることはないが(間接的に感じ取れる程度)、アパルトヘイトやマンデラの半生を予備知識として持っていたほうがおそらく望ましい。
とかいいつつ、ぼくなぞは『ゴルゴ13』で読んだ程度の知識しかないので(ゴルゴはロベン島に二度収監され二度脱獄する)、えらそうなことは言えないのだが。

流れが悪いというか、ぶつ切りのエピソードを強引に繋げた印象が強いのは、事実に沿っているせいだろう。お陰でクライマックスの試合シーンも盛り上がりに欠ける。もう少しプレイヤー主観で描いた方が、カタルシスが増したように思う。

鑑賞:2011/2/2
採点:☆☆☆☆


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しょ~との ほそボソッ…日記…


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[ 2011/02/04 15:27 ] 映画 | TB(1) | CM(2)

ましろのおと(1-2)/羅川真里茂


世界初!――かどうかは知らないけど、たいへん珍しい津軽三味線マンガ。

ましろのおと(1) (月刊マガジンコミックス)ましろのおと(1) (月刊マガジンコミックス)
羅川 真里茂

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『サルまん』によると、数あるマンガのジャンルの中で、最も描くのが(成功させるのが)難しいのは音楽マンガだという。絵には音がない、というのがその理由。
ただ、ごく稀に、絵から音が聞こえてくるような作品があるのも確かだ。

2巻から学園マンガの要素が加わったのは、『ちはやふる』『とめはねっ!』の線を狙っている? しっかり泣かされてますが。

3巻が楽しみ。


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[ 2011/02/02 19:17 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

時をかける少女(2010)


DVDで視聴。

通算8回目の映像化は、オリジナルの後日談。なんだけど、これはリメイクですね。

時をかける少女 通常版 [DVD]時をかける少女 通常版 [DVD]

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過去の映像作品は、一発目の「タイムトラベラー」&中川奈奈主演の映画を除き、おそらくすべて見ているはず。
それぞれ印象はおぼろげながら、原作含め、いずれも「時をかける少女=タイムリーパー」で「≠タイムトラベラー」という点は一緒と記憶しているんだけど、間違ってないですよね?
ところが本作は、しっかり「時をかける少女=タイムトラベラー」している。この点が、"新しい"っちゃ新しいかもしれない。
といったことを受けて、ヒロインと相手役のポジションも変わっている。そのあたりも見どころかな。

安直といわれようが、仲里依紗をキャスティングした時点で成功を約束されていたような作品。

アニメ版より好きかも。

採点:☆☆☆☆


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[ 2011/02/02 19:02 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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