聲の形


問答無用の傑作といっていい原作コミックを、どこまできっちり映像化してくれるのだろう。
なにしろ、ヒロインは先天的に聴覚障害を持った女の子。コミックからアニメーションへと表現方法が変わることで、作品世界を壊すような致命的なエラーが起きるんじゃないか。
そんなおそれもあって劇場に足を運ぶ勇気が持てなかったんだけど、そんなこと考えた自分を、今はただただバカヤローと言いたい。

このアニメは単独の作品として見ても、コミックの映像化としても、紛れもない傑作。
原作の、人によっては(たとえば自分)余計なエピソードでしかなかった映画づくりをばっさり削ったこともそうだけど、ここまで巧みに、美しく再構成されては文句のつけようがない。
いや、文句はちょっとあるけどねw やはり尺が短いのでキャラの掘り下げが甘くなっているあたりなど。
まあ、ささいなキズだ。

たとえば『この世界の片隅に』は、アニメをふだん見ない人でも受け入れられるアニメの典型だと思うんだけど、この作品はアニメ好きにこそ訴求するつくりになっている。ような気がする。それが惜しい。ひとりでも多くの人に観てもらいたいだけに。


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[ 2017/08/08 02:27 ] アニメ | TB(0) | CM(0)
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