球速がすべてではない

ローテーションの谷間(久保以外はみんな谷間だけど)ということで、昨日の阪神タイガースはルーキー秋山が先発に大抜擢。
最高140kmに満たないものの額面以上に速く見えると評価されるストレートに、カーブやフォークを効果的に混ぜて6回4失点。デイリー視点でいうなら、まずまずの結果といえるのかな。

解説に「球児も最初は今みたいに速くはなかった」「体幹を鍛えてバランスが良くなればもっと速くなる」といったふうに"球速の遅さ"をフォローされていた秋山。それももちろん一理あるにしても、当人、高校時代は150㎞出ていたというし、もっと別のところに問題があるような気がしないでもない。
くれぐれも、トレーニングの方向を間違って潰れちゃわないように。トップアスリートともなると、筋肉の付き具合ひとつでプレイが激変するというしね。


話は微妙に変わって、
球は遅くても、テクニックで速く見せることも可能ですよ。というお話。


毎日jp :球道:王貞治の野球人生 第3部 ライバルたち/4 安田猛
王貞治(70)=現ソフトバンク球団会長=が22年間の現役生活で対決した投手は全部で302人。その中で王が「最も球が速い」と感じた投手はだれか。江夏? 金田? 答えは安田猛(63)=元ヤクルト=だ。


●同上
安田によれば“王封じ”の極意は一本足打法のタイミングを外すこと。直球は少しでも速く見せるため、内角に投げ込んだ。「駅のホームで見る電車は速く、遠くのジェット機は遅く感じるでしょ。近いほど打者は実際より速く感じる」。さらに上、横、下と腕の振りを変え、モーションもクイック、ノーマル、スローの3段階を組み合わせた。


若いうちからテクニックに走るなとはよくいわれることだが、球速で勝負できないことが明らかになれば、それを知性や技術で補う方向にシフトするのは勝負の世界で生き残るための有効な手段だろう。
タイガースは特に、球児を筆頭にJFKのイメージが強いせいで、若手にも速球勝負への憧れが強いのではないかと想像される。
そうした憧れは憧れとして、でもムリと分かれば自分の力を生かせる別の道も探ってみていほしい。全員が藤川球児になれるわけではないのだから。


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[ 2010/08/22 10:16 ] スポーツ | TB(0) | CM(0)
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