空想オルガン/初野晴

感想書くのを忘れてました。
普門館シリーズの第3作。

空想オルガン
空想オルガン初野 晴

おすすめ平均
stars何と評すればいいのか、素晴らしいの一言に尽きる
starsいよいよコンクールへ――《ハルチカ》シリーズの第3弾

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近年、「吹奏楽の甲子園」として認知されるようになり、全国的にも知名度が上がってきた普門館。吹奏楽に青春を賭けた全国の中高生たちがここを目標に頑張っていることに水を差す気はないし、野球以外の課外活動にも明確な目標があるのは寧ろ望ましいことでもあるのだが、地元の人間にとっては同ホールを所有する宗教団体のほうが有名なこともあり、ここを「聖地」とすることにとまどいがないわけではない。

といったことはさておき、
技術を問われる以前に、一定の人数を揃えなければ話にならない吹奏楽の世界は、少子化も手伝っていよいよ苦労が多いことと思う。本シリーズはこの「メンバー集め」を縦軸に据えたのが紛れもない勝因。ミステリ要素が薄まりつつあることを危惧する意見は多いが、ここの興味が薄れない限り、今後も追っかけていきたいというモチベーションに不足はない。

一点だけ。本書に仕込まれたある仕掛け、これだけはどうかと思う。
ミステリを期待する読者に対するサービスの意味もあるのだろうが、これをやってしまうとツクリモノ感が増すので、できれば避けてほしかった。
驚きは大切だが、それを追求するために大事なものを失ってしまうのはままあることだしね。

読了:2010/9/4
採点:☆☆☆☆


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[ 2010/10/17 16:05 ] | TB(0) | CM(0)
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