烙印/大下宇陀児

国書刊行会の叢書「探偵クラブ」の1冊として刊行された大下宇陀児の作品集。
そろそろ感想書こうかなと思ったところで今回の地震。
読んだのが、すごい昔のことのように思える。


烙印 (探偵クラブ)烙印 (探偵クラブ)
大下 宇陀児

国書刊行会 1994-04
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収録作は表題作のほか、『爪』『毒』『灰人』『偽悪病患者』『金色の獏』『魔法街』『不思議な母』『螢』の9編。
うち、いくつかはアンソロジーなどで読んでいるけど、大下作品をまとめて読むのはこれが初めてかもしれない。

収録作はいずれもミステリとしての魅力に溢れており、今読んでも問題なく楽しめる。
中でもいちばんは、やはり『偽悪病患者』になるかな。書簡形式で、いくつかのアンソロジーで出会ったことがある大下宇陀児の代表短編。
ほかに、犬の使い方が巧い『灰人』、島田荘司の某短編にテイストが似ている『金色の獏』が個人的に気に入った。
ちょっと構想倒れの感がある『魔法街』も、試み自体は面白いと思う。


読了:2011/3/5
採点:☆☆☆★


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[ 2011/03/18 16:03 ] | TB(0) | CM(0)
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