一本釣りならず


Sponichi Annex :菅野 日本ハム交渉権にショック 日本生命生入りも
 「プロ野球ドラフト会議 supported by TOSHIBA」が27日、都内のホテルで行われた。「BIG3」の一人で、大学球界最速157キロを誇る東海大・菅野智之投手(22)は相思相愛の巨人による単独1位指名とみられていたが、強行指名した日本ハムが交渉権を獲得。伯父にあたる巨人・原辰徳監督(53)は沈痛な表情を浮かべた。


讀賣ファンが今回のドラフトの結果を残念に思うのは、即戦力投手を逃したことに対して、であってほしいが、実際は原監督の甥だからという意味合いのほうが大きいのだろう。
ぼくなどは、あぶさんと景虎はライバルとしてしのぎを削るべきであり、同じユニホームに袖を通すのは興ざめと考える方なので、「叔父と甥(血縁者)が同じチームに所属する」という物語にはたいして魅力を感じない。
ただ、そうした物語を期待するファンの心情に邪なところがないのは理解できるので、特に批判するつもりはない。

批判したいのは、一本釣りを既定路線化して恥じない讀賣の姿勢と、この1年間、菅野をその既定路線に乗せるべく絵を描いた原貢ら関係者の身勝手さだ。
「○○以外だったら入団拒否」というのは、実質的に逆指名と一緒。讀賣だけが倫理的に問題ありとするのは極端で、他の球団も多かれ少なかれ権謀術数に手を染めていると思うが、ここまであからさまにやられると、さすがに手前勝手の誹りは免れ得ないと思う。
もちろん、それを可能たらしめる現行のドラフト制度にも問題があるのだが…。

メジャーだったらメジャー、浪人だったら浪人、考えを変えてファイターズと契約でもいいが、菅野がどの道を選ぶにしろ、それは自らの意思を尊重したものであってほしい。
菅野は原一族の一員ということもあり、東海大関係者と讀賣球団が敷いたレールから外れるのは難しいだろうけどね。

東海大がファイターズとの絶縁を言い出さないか、といった心配もあるな。
御大、かなり激怒しているようだし。


選手は入りたいチームに入る(=自由競争)のがいちばん、というのがぼくの基本的スタンス。
ただ、それだと札束が乱れ飛ぶことになるし、極端な戦力差が生じかねないので、現行ドラフトをやめるときは、完全ウェーバー+FA期間短縮を選択してほしいと思っている。



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[ 2011/10/28 10:47 ] スポーツ | TB(0) | CM(2)
人権蹂躙?
菅野投手の祖父である原貢氏のコメントの「人権蹂躙」がスポ新を賑わせていました。この言葉は「江川ドラフト」時代に故船田中氏(作新学院理事長であり、現衆議院議員の船田元氏のご尊父)の関係議員の国会発言だったように記憶しています。正に『デジャブ』ですね。それと原辰徳氏の息子さんは野球とは関係ない道を進んでいるようなので「原一族」としては必死さを感じえません。
[ 2011/10/30 18:27 ] [ 編集 ]
原は息子のときも他の指名球団にキレてたようだし、まさにいつか来た道ですね。
江川は必ずしも「何があっても讀賣オンリー」ではなく、次のドラフトでは西武の線もあったようです。そこに、船田中らが余計なお節介を焼いてあの騒ぎです。
親だったら分かるのですが、監督や後援会が選手の進路に口を出すのはいい加減にしてほしい。
[ 2011/10/31 10:06 ] [ 編集 ]
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