ソロモンの偽証(全3)/宮部みゆき


宮部みゆき、久々の長編現代もの。


ソロモンの偽証 第I部 事件ソロモンの偽証 第I部 事件
宮部 みゆき

新潮社 2012-08-23
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ミステリとして読むより、"金八の出ない金八先生"という捉え方をしたほうがいいかもしれない。
自分は面白ければジャンルにこだわることもないという立場なので、じゅうぶんに楽しみながら読んだ。

連載小説ならではの欠点というか。
ちょっと前の『屍者の帝国』の感想と重なるけど、モチーフの多彩さ(今回はボリュームの多さも)の割りに、それを支えるストーリーが弱いため、エピソード集を見せられている感が終始ぬぐえなかった。そのせいか読了後の昂揚もあまり感じられず。といったあたりが、個人的に減点材料だったかな。

ただ、連続ドラマ向きではある。読んでいて過剰に感じられた視点(エピソードの主体となるキャラ)の変化も、ドラマにするとプラスに働くかもしれないし。
尺に限りがある映画は難しいでしょうね。『模倣犯』みたいになっちゃったら目も当てられない。

読了:2012/10/23
採点:☆☆☆☆

[ 2012/10/31 13:26 ] | TB(0) | CM(0)
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