野犬



最近ツイッターのタイムラインに「犬が逃げたので拡散お願いします」な記事が流れた。よくある話ではあるのだが――本当は"よくある" ことでは、飼い主以上に当の犬には困ると思われるのだが――、この話題から転じて、かみさんと「野犬」の話になった。

野犬。

これが "野良犬" だとギラついてはいても人間味を感じさせる矢吹ジョー的情緒が漂うのに、野犬となると凶暴さがよりクローズアップされて怖いですね。

もとい、その野犬を最後に見たのはいつだろうと思い返してみると、けっこう古い話で昭和64年(平成元年)のことになる。場所は千葉県松戸市六高台。人生で一年間だけ他県の人になった時期だ。バブル後半でまだまだ住宅需要もあり、周囲に造成地が多かった。そんな連中向きの事情もあったのかもしれない。

印象的な出来事があった。仕事で遅くなったある夜のことだ。
その日は随分ともやっていて、『匣の中の失楽』に「乳白色の霧」という記述があったと思うが、そんな感じに視界をかなり失われた夜道で、いろいろ出るのに(笑)うってつけのシチュエーションだった。
少年野球なんかに使っている空き地の脇を、チャリで走り抜けようとしたときだった。おもむろに野犬が現れ、こちらに近づいてきた。古い記憶なので編集がかかっている可能性もあるが、確かに追いかけてきたようにも思う。
人通りも車通りも絶えてない。霧深い夜道で、けっこうゾクッとくるものがあった。

まあ、若かったし、痩せた和風の中型犬だったし、いざとなれば一戦交える覚悟ではあったけどね。ハスキーやシェパードだったら問答無用で逃げるけど(笑)。

ともあれ翌年には引っ越し、以後は逃亡犬を除く野犬、野良犬には出会っていない。

[ 2016/11/12 14:28 ] 身辺雑記 | TB(0) | CM(0)
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